【高校野球】京都文教が劇的な逆転サヨナラ勝ち 10回タイブレークの熱戦を制す／京都

※写真はイメージ

＜高校野球京都大会：京都文教9－8京都すばる＞◇6日◇1回戦◇わかさスタジアム京都

京都文教が延長10回の熱戦の末、勝利をつかんだ。昨夏の京都大会2回戦で負けた相手に雪辱を果たした。

9回裏1死満塁で、京都文教がチャンスを生かせず、延長に突入。10回表のタイブレークで京都文教はエラーが絡んで2失点。後がない状況に追い込まれた。

しかし、10回裏無死満塁で主砲の4番小財（こざい）謙史郎捕手（3年）に打順が回った。初球を捉えた当たりは、左翼を越え、走者一掃の逆転打。劇的なサヨナラ勝ちとなった。「後輩のエラーもあって9回は点が取れなかったので、なんとか後輩のためにも」と安堵（あんど）の表情だった。

京都文教の林守監督（65）は「今日は運がよかった。バントがなかなか決まらなかったけど、野球の神様が味方してくれたのかも」と苦笑いしつつ、「負けたら終わり、やることをやるだけ」と意気込んだ。【溝淵千夏】