＜明治安田J1：川崎F2－1鹿島＞◇第23節◇5日◇U等々力
鹿島アントラーズが川崎フロンターレに1－2で逆転負けを喫し、3連敗で首位から陥落した。
昨季まで川崎Fを率いた鬼木達監督にとっては、思い入れの強い元本拠地に、敵将として初めて足を踏み入れた。手痛い敗戦に「試合中に何かというのはないですけど、やっぱり知っているチームでもありますので、だからこそ、劣勢になったときの難しさを感じた。試合巧者というか、どうやって試合を使ったりとか、ゲームを組み立てていくかは差があったなと感じた。悔しさはある」と素直な思いを明かした。
その上で「こういう舞台で選手を躍動させられなかったのが、改めて自分もこの舞台に帰ってきたのでそこの悔しさがあるかなと思います」と自身に矢印を向けた。
海を渡る教え子についても言及した。この試合を最後に海外移籍のため川崎Fを離れるDF高井幸大に関して問われると「自分がアドバイスする立場ではない」と断りつつ「17歳から見てきた中で、今本当に顔つき、目つきも変わった。一緒に戦ってきたときより表情が引き締まって良い表情をしている」と目を細めた。世界最高峰のイングランドプレミアリーグ、トットナムに羽ばたくが「世界の舞台でも戦ってほしい。常にチャレンジャーでいてほしいなと思います」とエールを送った。
