
<明治安田J1:川崎F2-1鹿島>◇第23節◇5日◇U等々力
川崎フロンターレが首位鹿島アントラーズに2-1で逆転勝ちし、英1部トットナム移籍が間近に迫る日本代表DF高井幸大(20)の最後を勝利で送り出した。
試合開始からアクセル全開で臨んだ。出足鋭く相手を圧倒し、チャンスを次々とつくり出す。
しかし先手を奪われる。前半25分にロングパス一本で背後を取られると、先制を許した。インテンシティーの高い展開で、前半終了間際に追いつく。右CKの流れからMF伊藤達哉(28)が右足を振ってゴールを奪い、前半を1-1で折り返した。
後半開始からDF丸山祐市と伊藤を下げて、DFジェジエウとマルシーニョを投入した。後半6分に相手の裏抜けをファウルで止めたとしてジェジエウにレッドカードが提示されるも、VARの結果オフサイドで取り消しに。直後の同13分、相手のビルドアップのミスを突いたショートカウンターで山本悠樹がスルーパスを出すと、家長昭博が折り返し、最後はマルシーニョが詰めて逆転に成功した。
昨季までクラブを率いた鬼木達監督が指揮を執る相手に前半戦のリベンジ達成。この試合を最後にチームを離脱する高井の最後を飾った。