
湘南ベルマーレは4日、DF畑大雅(23)がベルギー1部シントトロイデンに完全移籍すると発表した。
29日の横浜F・マリノス戦後に移籍の手続きと準備のためチームを離脱していた畑はクラブを通じて「湘南ベルマーレというクラブの一員として戦えた5年半を誇りに思います。ここからが本当の勝負だと思っています。湘南で学んだすべてを胸に、新天地でも全力でプレーしてきます。湘南から世界へ! 行ってきます!」などとコメントした。
20年に市船橋(千葉)から入団した畑は、1年目から出番をつかみ、2年目以降主軸に定着。昨季は負傷もありながら30試合4得点を挙げる活躍を示していた。左右のウイングバックでプレーが可能。昨季序盤にチームが取り組んだ4バックシステムではサイドハーフにチャレンジ。豊富な運動量と圧倒的な身体能力が武器で、10代から世代別日本代表の常連だ。
昨夏は負傷もありパリオリンピック(五輪)出場を逃したが、日本代表入りへの期待も高い。今季も21試合に出場していた。かねて海外志向が強く、これまでも挑戦意欲を示していたが、プロ6年目の夏にチャンスをつかんだ。
【以下コメント全文】
このたび、ベルギーのシントトロイデンVVに移籍することとなりました。
ファン・サポーターの皆さま、そして関係者の皆さまに直接ごあいさつができないまま新たな挑戦へと旅立つことになってしまい、大変申し訳ありません。
高卒で湘南ベルマーレに加入してからの5年半、本当にさまざまな経験をさせていただきました。
思うように結果が出せず苦しんだ時期もありましたが、そんな中でも変わらずに応援してくださったファン・サポーターの皆さま、温かく支えてくださったコーチングスタッフ、フロントスタッフ、スポンサーの皆さまには心から感謝しています。
そして、辛抱強く自分を信じて起用してくださった浮島監督、山口監督、本当にありがとうございました。
けがの多かった自分にとって、メディカルスタッフの皆さまのサポートは欠かせないものでした。
毎回安心してピッチに戻ることができたのは、皆さまのおかげです。感謝してもしきれません。
湘南ベルマーレというクラブの一員として戦えた5年半を誇りに思います。ここからが本当の勝負だと思っています。湘南で学んだすべてを胸に、新天地でも全力でプレーしてきます。
湘南から世界へ! 行ってきます!