
<DeNA4-3中日>◇2日◇横浜
中日のエース高橋宏斗投手(22)がリーグワーストの8敗目を喫した。
初回、1番上林誠知外野手(29)の先頭打者アーチで1点を先制したが、その裏に高橋が2死走者なしから4失点で逆転を許した。
2死走者なし、3番宮崎は三塁へのゴロ。だが高いバウンドの白球を照明に溶け込み三塁手佐藤が見失い安打に。その後2死満塁とし井上に右中間へ1号満塁本塁打を浴び逆転された。「負けるべくして負けた。(打たれたのは)スプリット。(佐藤が打球を見失ったのは)しょうがない。龍世さんを責める打球ではないんで。その後にファインプレーもしてくれたんで。僕の球が何もよくなかった」と反省した。
高橋宏の満塁弾被弾は23年7月5日巨人戦で岡本に浴びて以来2年ぶり2度目。その後は6回まで無失点を続けたが打線が追いつけなかった。
5月2日広島戦で2勝目を挙げてから8試合白星がなく5連敗となった。横浜スタジアムは自身初の開幕投手で5失点負け投手となった3月28日以来。「やり返す」と意気込んだマウンドだったが、悔しい結果になった。
チームは4連敗で今季ワーストを更新する借金8と苦しい状況となった。「信頼してもらえるように…」と、高橋宏は帰りのバスへ向かった。シーズン残り半分でエースの信頼を取り戻す。