
<レッズ4-6パドレス>◇28日(日本時間29日)◇グレートアメリカンボールパーク
ドジャース大谷翔平投手(30)への死球で出場停止処分を受けていたパドレスの守護神ロベルト・スアレス投手(34)が、処分から復帰しての初登板で23セーブ目をマークした。
スアレスは19日のドジャース戦で、大谷翔平投手の右肩付近に球速99・8マイル(161キロ)の死球を当て、退場となった。大リーグ機構からは「故意に死球を当てた」として3試合の出場停止処分を受けたが、異議を申し立てていた。リーグ関係者によると、出場処分が2試合に軽減されたことを受け、異議申し立てを取り下げたという。25日(同26日)から適用された。
スアレスは死球を当てた試合後に「試合を締めるために登板しただけ。トラブルを起こすつもりも、誰かに当てるつもりも全くなかった。不運にも当たってしまい、退場となって試合を締めることができなかった」と話していた。この試合では緊急登板した松井裕樹が、メジャー初セーブを記録している。
出場停止処分が明けたこの日は、スアレスは6-4の9回から登板。2四球でピンチを招いたが、無失点で試合を締めくくった。
スアレスは日本でプレーした経験があり、16~19年にソフトバンク、20、21年に阪神に在籍した。阪神では2年連続でセーブ王に輝いた。22年からパドレスに加入し、昨年は36セーブと大活躍した。