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松井裕樹「緊迫した場面で抑えていくのが醍醐味」守護神退場で緊急登板もメジャー初S


パドレスの松井裕樹投手が、ドジャースとの試合で緊急登板し、メジャーで初のセーブを挙げた。試合はパドレスが5-3でリードしていたが、クローザーのスアレスが退場し、急遽松井が登板。緊張感の中で、四球と暴投で失点しながらも、最終的に直球で三振を奪い、試合を締めた。これにより松井は、日本での経験を活かし、メジャー通算96試合目で初のセーブを達成した。パドレス移籍後初セーブで、日本人投手としてメジャーでセーブを記録した24人目となる。緊迫した場面での登板が中継ぎ投手の醍醐味であり、今後もそのような場面で活躍したいという意欲を示した。

ドジャース対パドレス 試合を締めたパドレス松井(右)はチームメートから祝福される(撮影・滝沢徹郎)

<ドジャース3-5パドレス>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

出番は突然やって来た。3点リードの9回2死三塁。元阪神の絶対的守護神スアレスがマウンドにいた。パドレス松井裕樹投手(29)に登板予定はなかった。だが、スアレスがドジャース大谷にぶつけて退場に。一、三塁でスクランブル登板。「行くと思ってなかった」。ブルペンで投球練習する間もなく、マウンドに向かった。

最初の打者ロハスに四球を与えた。満塁にすると、打者ラッシングの時に暴投で失点。2点差とし、フルカウントとし、開き直った。「もう正直あそこは真っすぐしか投げるボールがなかったので。打ってみろという気持ちで投げました」。ど真ん中近くの149キロ直球で、空振り三振を奪って試合を締めた。「いや、もう何が良かった、悪かったっていうのは今ない。とにかく勝ちをこぼさずに試合が終わってよかった」と胸をなで下ろした。

これがメジャー通算96試合目で初セーブとなった。「緊急登板だったので、たまたまなんですけど。こういう緊迫した場面で抑えていくのが本当に中継ぎの醍醐味(だいごみ)。緊急登板じゃなくても、そういう場面に名前を呼んでもらえるように。ゼロという形を積み重ねていきたい」。日本で236セーブの左腕が、記憶を呼び覚まし、経験を生かした。

▼松井がパドレス移籍後初セーブ。大リーグでセーブを挙げた日本人投手は24人目。なお、日米通算では237セーブ目。

▼この試合は山本が敗戦投手。同じ試合で日本人投手がセーブと黒星は、14年6月28日ヤンキース-Rソックス戦以来11年ぶり。同試合は上原(Rソックス)がセーブ、田中(ヤンキース)が完投負けだった。

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