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【岩手】盛岡大付が人間力で夏に臨む、4年ぶりの聖地は「バスの掃除」から


盛岡大付の坂本主将は、前回の大会での敗北を経て、チームの人間力を磨くことに重点を置いて準備を進めてきました。特に精神面での向上を図り、日常生活から厳しい練習にまで妥協せず取り組む姿勢を強化しました。その結果、春の岩手県大会では優勝を果たしましたが、東北大会での敗退を受け、さらなる緊張感と覚醒が求められることを認識しました。坂本主将は「最も強い相手は自分たち」と語り、甲子園進出に向けたチームの意識を統一するために声をかけ合う努力を続けています。4年ぶりの甲子園への道を目指す彼らは、全力で勝ち星を重ねていく方針です。

くじを読み上げる盛岡大付・坂本主将(撮影・高橋香奈)

<高校野球岩手大会・組み合わせ抽選会>◇26日◇盛岡市・キャラホール

第107回全国高校野球選手権青森、秋田、岩手、宮城、山形大会の抽選会が26日に行われた。

   ◇   ◇   ◇

春の岩手を制した盛岡大付は第1シードでの夏発進。坂本主将は「あとはやるだけだと思いますし、相手は決まったんですけど、一番の相手は自分たちだと思っています」とまっすぐに語った。

昨夏は決勝で花巻東に敗れ、涙をのんだ。途中出場の坂本も無安打。「あと1歩のところで負けてしまったので、甲子園までは甘くないんだなと思った反面、甲子園はあと1歩でつかめたんだなって」と近いようで遠い聖地への思いはさらに大きくなった。

昨秋は一関学院に敗れ8強にとどまった。雪の影響で守備練習が満足にできない中、打力を鍛えることをメインとしたが「技術はもちろんなんですけど、それ以上に秋は人間が弱くて負けたということがチームとしてあったので、人間力を磨いてきました」と言う。

掃除から何まで、普段の生活隅々まで気を抜かずに取り組んだ。「サボろうと思えばサボれることもしっかりやる。厳しい練習、苦しい練習にどれだけ耐えられるかにつながるし、大事なことだと思う」。チームで意識を1つにするため、声をかけ合いながら精神面を磨いてきた。

そのかいあって、春の県大会は見事に優勝。前任の平野修至内野手(3年)に代わり、春から主将のバトンを受けた坂本も納得の結果だった。しかし東北大会は初戦で敗退。移動のバスの掃除が甘かったり、私生活でも隙が見られた。

「その段階で負けるぞと。まだまだ人間的な甘さがあるなと、敗戦を経験してあらためて人間力の大事さを感じました」。もう1度チームを引き締め直すきっかけとし、4年ぶりの聖地へ。「粘り強い自分たちの持ち味を出して、今までやってきたことを存分に発揮できればと思います」。磨きあげた人間力で頂点まで勝ち星を重ねる。【高橋香奈】

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