
レアル・マドリードのシャビ・アロンソ監督(43)がパチューカ戦で出番のなかったロドリゴについて、「戦術的判断によるものだった」と説明した。
Rマドリードは26日に行われるクラブワールドカップ・1次リーグ第3節でザルツブルク(オーストリア)と対戦する。試合前日にシャビ・アロンソ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えた。
シャビ・アロンソ監督はザルツブルク戦について、「我々には2つの目標がある。まず勝利して首位になること。そして直近の試合では1人少ない状況下で良い感触を得ることができたので、11人で良い試合をやることだ」と意気込みを語った。
続いて、第2節パチューカ戦で出番のなかったロドリゴについて、「いい状態だと思うし意欲的だ。先日の試合は戦術的判断によるものだった。クラブワールドカップで彼のことを必要とするだろう。特別な選手なので、良い役割を果たしてくれるはずだ」とフィジカル面の問題ではなかったことを明かした。
大会開幕から3試合続けて招集メンバーから外れ、ザルツブルク戦も欠場するエースのエムバペについては、「(練習中に)ピッチで彼の姿を見られたのは嬉しかったし、スパイクを初めて履いたが、まだ明日の試合に出場できる状態ではない。ラウンド16に間に合わせることを優先している。回復段階にある」と説明した。
ロドリゴ、ブラヒム・ディアス、リーベル・プレートから今夏加入する17歳の若きアルゼンチン代表MFマスタントゥオーノなどがいる右サイドの攻撃的なポジションの選手の中、誰か移籍する可能性はあるかという質問を受け、「私は全員に満足しているし、全員を戦力に考えている。皆が非常に優れたレベルにある。シーズンは非常に厳しいものになるし、50試合、60試合を戦わなければならない。そのため健全な競争のあるバランスの取れたメンバーが必要だ。私は全員に満足している」と誰も放出するつもりはないことを伝えた。
また、シャビ・アロンソ監督は、Rマドリードが1次リーグを首位通過した場合、決勝トーナメントで厳しい山に入ることを指摘され、「勝つことを考えている。勝利を考えないのは良い考えではないし、誰にとっても良いメッセージではない」と2位を狙うつもりがないことを強調した。(高橋智行通信員)