
<エンゼルス-レッドソックス>◇25日(日本時間26日)◇エンゼルスタジアム
エンゼルス菊池雄星投手(34)が、7回3安打2失点(自責点0)、球数105球で12奪三振の力投を見せ、今季3勝目を挙げた。1試合12奪三振は今季の自己最多を更新した。
1回は失策が絡んで2死満塁から適時打を浴び、2失点。ストライクゾーンに入った直球をボールと判定される不運もあったが、2回以降は立ち直った。
2回先頭の8番打者から3者連続三振を奪うと、3回と4回はともに2三振をマーク。5回も3者連続三振に仕留め、2回から5回まで12アウトのうち、三振で10アウトを奪う圧倒的な投球を披露した。
チームは打線が中盤に奮起。ジョー・アデル外野手(26)が、今月10本目のアーチとなる17号ソロで反撃ののろしを上げ、トラビス・ダーノー捕手(36)の2者連続本塁打で同点とした。5回には再びアデルとダーノーの連続適時打で2点勝ち越した。
菊池は最近3試合で31奪三振。奪三振率(9イニング当たりの奪三振数)14・19と高い数字をキープ。スライダー、カーブ、フォーシーム、チェンジアップを軸に12奪三振をマークしたこの日の投球を振り返り、「全ての球種が今いい状態にあると思います。4つのボールをうまく、(配球の)割合も25%ぐらいずつミックスしながら、投げられているかなと思います。最初に2点取られましたけど、調子は非常に良かったので、今日もいけるかなっていう自信はありました」と胸を張った。