
<イースタン・リーグ:西武2-1楽天>◇24日◇ベルーナドーム
西武の背番号111、育成契約左腕の浜屋将太投手(26)が2試合連続で火消しに成功し、支配下登録へアピールした。
2点リードの8回、2番手羽田が3安打で1点を奪われ、なおも2死満塁という場面で登場。楽天入江を直球で押し込み、ベンチからも「いいぞハマちゃん!」との声で後押しされる中、最後はフォークで空振り三振にした。
22日も8回1死満塁を、同じ是沢涼輔捕手(25)とのバッテリーで1球で併殺に仕留めた。
19年ドラフト2位左腕は左足の手術後、年々球速が下がって苦しんでいたが、この6月に自己最速150キロをたたき出すなど、突如の進化を見せている。この日も直球は140キロ台終盤をそろえた。
土肥義弘ファーム投手総合コーチ(48)は「球威が上がって、メカニック的にもルーキーの頃のいい時に戻ってきて、全てがうまくかみ合ってきた」と浜屋を評し「今のクオリティーを続けられるなら上(1軍)でもチャンスがある」と、支配下登録へのさらなるアピールに期待した。【金子真仁】