
ヴィッセル神戸は24日、学校訪問事業「GOAL for SMILE」を実施し、14選手が神戸市内の小学校42校を訪問した。
この事業は神戸の公式戦1ゴールにつきサッカーボール4球を神戸市内の小学校へ寄贈するもので、10年から行われてきた。この日は今季2度目の実施日となり、灘区の六甲山小学校にはDF永戸勝也(30)が訪れた。
ユニホーム姿の生徒16人と教諭にチャントで迎えられた永戸は、学校訪問が初めてということもあり「応援歌を歌ってもらっている時は恥ずかしかった(笑い)」と困惑もあったようだが、「まだ(神戸に)来て2週間しかいないのに、もう知ってもらえていた。本当に力になる」と熱烈な歓迎を喜んだ。
教室ではボールとともに「自分らしく頑張れ!!」と記したボードを贈呈。「楽しいと思うことを何でも頑張ることが小さい頃は大事だと思う」と思いを込めたと明かし、質疑応答では21日の川崎フロンターレ戦で得点につなげたロングスローのコツや、まっすぐシュートを打つためのヒントを問われ「とにかく練習しかない。たくさん投げて、たくさん蹴って」と練習の積み重ねが大事だと伝えた。
終了後に神戸の応援歌である「神戸讃歌」で見送られた新戦力は、力強く今後の活躍を宣言。「連覇していることで注目度は高いと思うし、今年も優勝するのが当たり前って思われるぐらいの方が、僕たちも身が引き締まる。その力になれるように頑張りたい」と3連覇への意欲を語った。【永田淳】