
<明治安田J1:横浜FC0-4広島>◇22日◇第21節◇ニッパツ三ツ沢
サッカー日本代表の森保一監督が22日、来月に東アジアE-1選手権を控える中、横浜FC-広島戦を視察した。
4-0と大勝した広島は、大卒ルーキーのMF中村草太(22)が日本代表同様の3-4-2-1のシステムの左ウイングバックでプレーし、鮮やかなクロスボールで3点目をアシストした。
その中村について「攻撃の局面を打開する能力、決定力でという部分では、自分のスピードを生かしながら駆け引きと決定力がある選手。攻撃の部分の良さがまず第一の選手かなと思ってみていましたが、守備の部分も含めてタスクをしっかりとこなせる選手。クレバーな選手だなと思います」と高く評価した。
その流れで、最近はアタッカーがウイングバックでプレーすることに抵抗なく、ポジティブに捉えている風潮を問われると、こう回答した。
「日本のサッカーに還元する、貢献するって言うことも我々の活動の意義だと思いますので、参考になっていることがあればうれしい。日本はうまい選手は滅茶苦茶多いと思います。そこでハードに戦えるということと、いわゆるクオリティーがある選手っていうところが両方持ち合わせていることが、より選手の価値を上げることだと思います。小手先だけじゃなくて、ハードな部分も必ず必要になってくると思うので、我々がやっていることが、選手たちの更なるプラスになってくれたらうれしい」
三笘薫、中村敬斗らはヨーロッパにおいて攻守両面で当たり前のように激しくプレーしている。森保監督自身、彼らのプレーが手本となり、日本国内のレベルが上がってきていることを実感しているようだった。