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【群馬】健大高崎・佐藤龍月、8割の力で最速143キロ「これからもっと上げて」330日ぶり実戦


健大高崎の佐藤龍投手が、昨夏のトミー・ジョン手術から330日ぶりに復帰し、練習試合で好投を見せた。佐藤は1イニング内で、遊ゴロ、投ゴロ、三ゴロと3者凡退を達成し、8割の力で最速143キロを記録。手術後の順調な回復を証明し、プロスカウトたちに強い印象を残した。昨年のセンバツで優勝し、群馬大会でも好成績を収めた佐藤は、プロ入りを視野に入れ、手術を受けた。長いリハビリ期間を経ての今回の復帰について、「支えてくれた方々への感謝を持って投げた」と語った。今後の試合では、復調した姿をさらに見せたいという意欲を示し、プロのドラフト候補としても期待が高まっている。

昨夏のトミー・ジョン手術を経て330日ぶりの実戦登板を果たした健大高崎の佐藤龍(撮影・平山連)

<練習試合:健大高崎-鶴岡東>22日◇健大高崎グラウンド

昨夏に左肘のトミー・ジョン手術を受けた健大高崎(群馬)の佐藤龍月(りゅうが)投手(3年)が22日、330日ぶりの実戦登板を果たした。同校グラウンドで鶴岡東(山形)との練習試合に先発。直球、カーブ、カットボールも織り交ぜ1イニング14球を投げ、遊ゴロ、投ゴロ、三ゴロの3者凡退に仕留めた。8割程度の力感で最速143キロを計測し「思ったよりも数字的に出ていた。これからもっと出力を上げていけたら」と上々の再スタートを飾った。

昨年のセンバツは2年生ながら優勝投手に輝き、夏の群馬大会では同学年の石垣元気投手との継投で優勝に導いた。大会後に左肘痛が限界に達し、高校卒業後のプロ入りを見据えて手術を決断。「腕を固定して動かすこともできず、運動すらできない」状態は苦しかったが、地道なリハビリを経て約11カ月ぶりの実戦マウンドを笑顔で終えた。「支えてくれた方々への感謝の気持ちを持って投げました。いい準備をして、いいピッチングができました」と喜びをかみしめた。

駆け付けた8球団11人のスカウトに復活を印象づけた。楽天の井上スカウトは「夏に間に合うと感じさせてくれた。上司にもぜひ見てもらいたいと言わなければ」と今後も注視する考えを示した。迫る群馬大会では外野手と並行しながら、短いイニングでの登板の可能性が現実味を帯びてきた。佐藤龍は「けがする前より数段階レベルアップした自分を見せたい」と意欲を燃やした。【平山連】

▽DeNA稲嶺スカウト プロでもトミー・ジョン手術から復帰までに1年ないし1年半かかると言われている中で、それを上回る早さで復帰できたのはすごい。

▽巨人大場スカウト 手術明けの登板だったが、怖さもなく腕を振れていた。順調に進んでいるように見えたし、ドラフトの(候補)選手リストに十分入れる。

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