
<日本生命セ・パ交流戦:中日4-1日本ハム>◇22日◇バンテリンドーム
日本ハム山本拓実投手(25)が23年途中のトレード加入後、古巣本拠地で初登板を果たした。中日戦(バンテリンドーム)の9回に登板。名前がコールされると、地元ファンからも歓声が上がった。「ビジターだったら、あんな歓声はありえない。ホームのエスコンで投げてるような、不思議な感覚の中で投げられた」。
旧知の2学年後輩、岡林との対戦では右前打を浴びた。「セ・リーグの首位打者なので、思い切って自分の力を出したんですけど、やっぱり一枚上手だった。あらためて、いいバッターだなって思った」と素直にたたえた。
最後は細川から空振り三振を奪って1回1安打無失点。「トレードされてからも、バンテリンドームで名古屋のファンの人にも元気な姿を見せるっていうのが1つ目標だった。無失点で、なんとかそれを見せられたかな」。リーグ戦再開へ向けて、慣れ親しんだ名古屋で大きなパワーを注入した。