
<日本生命セ・パ交流戦:巨人0-5西武>◇22日◇東京ドーム
巨人が今季7度目の完封負けで3連戦最終戦を落とし、貯金を失って4位に転落した。カード2連勝で交流戦4カードぶりの勝ち越しを決めていたが、3連勝はならなかった。
先発戸郷翔征投手(25)が初回の初球で西武1番西川にいきなり死球を与える展開。無死一、二塁のピンチは無失点で切り抜けたが、2回に無死満塁から連続犠打で2点を奪われた。3回にも3連打で追加点を許し、5回6安打3失点で無念の降板。エースが2試合続けて試合をつくれずに、チームも黒星となった。
打線は西武先発武内から初回に1番丸佳浩外野手(36)の右前打、2番坂本勇人内野手(36)の左前打で無死一、二塁をつくったが、続く泉口友汰内野手(26)の右飛でタッチアップを試みた丸が三塁でタッチアウト。好機を逃すと、その後はテンポ良い投球に打開点を見いだせずに本塁が遠かった。巨人阿部慎之助監督(46)は試合後の会見に姿を見せず。広報担当者から「『今日はお話できることはありません』とのことです」と集まった報道陣にアナウンスした。阿部監督が試合後の会見を回避したのは今季3度目となった。