starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【DeNA3連発】筒香嘉智「つなぐ意識」でホームランつないだ 10キロベスト着用打ち込みで復活


DeNAは交流戦のロッテ戦で、2回に3者連続で本塁打を放ち、5-0で勝利しました。DeNAは交流戦でのチーム打率が最下位で苦戦していましたが、牧秀悟、筒香嘉智、戸柱恭孝が連続でホームランを放ち、打線が蘇りました。特に、筒香は日本に戻って以降、打撃フォームの調整を重ね、今交流戦での好調を背景に貴重な一発を決めました。投手の大貫晋一は好投を見せ、2年ぶりの完封勝利を飾りました。この試合でDeNAは連敗を止め、残りの交流戦に向けて勢いをつけることができました。監督の三浦はこれを打線復活のきっかけにしていきたいとコメントしています。

DeNA対ロッテ 2回裏DeNA無死、右越えソロ本塁打を放ちダイヤモンドを回る筒香(撮影・河田真司)

<日本生命セ・パ交流戦:DeNA5-0ロッテ>◇21日◇横浜

鬱憤(うっぷん)を晴らす3者連続ホームランだった。交流戦でチーム打率最下位に沈むDeNA打線が、2回に本塁打攻勢を浴びせた。

先頭の牧秀悟内野手(27)が左翼席へ12号ソロを放つと、続く筒香嘉智外野手(33)が右翼席へ5号ソロ。戸柱恭孝捕手(35)も右翼席へ確信の2号ソロで続いた。球団では4年ぶり、交流戦ではセ界初となる3者連発。投げては大貫晋一投手(31)が101球で2年ぶり2度目の完封勝利を収め、チームは連敗を2でストップした。

   ◇   ◇   ◇

まさに野球の華だ。熱気に満ちた横浜で3者連続ホームランが舞った。2回先頭、牧がロッテのルーキー広池のカットボールを左翼席へ。ボルテージが上がった球場の雰囲気が、筒香の背中を押す。9球目のカーブを捉えて右翼席への5号ソロ。「秀悟がホームランで先制点を取って、あと1点、2点が必ず試合の流れを変えるところ。後ろにつなぐ意識でした」と2者連発。続く戸柱も確信歩きの1発で3者連発とし、球場のムードを味方につけた。

チームにとっても価値ある一打は、筒香にとっても意味のある一打になった。追い込まれながらも直球を3球ファウルで粘り、浮いたカーブをたたき切るようにして運んだ。「カーブに元々嫌な印象はなかったけど、日本に帰ってきてからは間合いの違いだったり、感覚の違いでなかなか反応できてなかった。今までできていた良い感覚に少しずつ戻ってきてると思います」と納得のいく反応が出てきた。

5月からは約1カ月、状態が上がらずにファームで打ち込みを敢行。10キロ近い加重ベストを着用し、重心を低く保って打てる形を模索した。結果的に構えの重心も下がり、交流戦開幕と同時に1軍合流してからは4本塁打でOPS・990と圧倒的な数字を残す。現状を「僕の中に1つすごく大事な身体の使い方の感覚がある。それが薄くなっていたのが少しずつ分厚く、濃くなってきていると思います」と表現。自信も手応えも深まりつつある。

チームは前夜、今季ワーストの1安打で敗戦。交流戦チーム打率は1割9分7厘と12球団最下位に沈む中、昨季所属したフォードの再獲得にも乗り出しており、DeNA復帰が決定的な状況。オースティンが負傷離脱中の打線にさらに厚みが加わり、この日の本塁打攻勢でさらに勢いもついた。交流戦は残り1試合。「明日勝って交流戦を終えられるように」と筒香。ド派手な快勝から波に乗っていく。【小早川宗一郎】

▽DeNA三浦監督(牧、筒香、戸柱の3者連発に)「あまりないことですけど、非常に勢いがつきましたし、盛り上がりました。これを(打線復調の)きっかけにしないといけない」

▼DeNAは2回に牧、筒香、戸柱が3者連続本塁打。DeNAの3者以上の連続本塁打は21年8月27日ヤクルト戦(宮崎-ソト-牧)以来4年ぶり13度目。交流戦では16年ソフトバンクが6月3日広島戦(柳田-内川-松田)で達成して以来2度目で、セ・リーグのチームでは初めて。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.