
<日本生命セ・パ交流戦:広島8-3楽天>◇21日◇マツダスタジアム
広島が1試合4本塁打などで8得点を奪い、連敗を止めた。1番大盛のプロ初先頭打者弾が打線に火をつけた。2-1となった2回にファビアンが2ランを放つと、さらにファビアンは4回にも2打席連発となる2ラン。5回は菊池がダメ押し2ランを放ち、リードを広げた。先発床田は本調子でない中、5回1失点に踏ん張ってリーグ最多タイの7勝目を手にした。試合後の新井貴浩監督(48)の主な談話は以下の通り。
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-1試合4本塁打
新井監督 大盛が先頭で火を付けてくれたと思います。打った瞬間、ドライブがかかっていたので、どうかなと思ったけど、よくホームランになった。彼は細身だけど、パンチ力がある。ヘッドの使い方もうまいしね。今日もナイスバッティングでしたね。
-連続安打も継続
新井監督 カウントによって打ち方を変えたりしながら対応しようとする姿勢も見える。試合に出て行く中で少しずつ引き出しもできて来ているのかなと思います。
-大盛選手、ファビアン選手の1、2番がいい形になりつつある
新井監督 いい形で得点もできていると思います。昨日はいいピッチャーにいいところに投げられたら、そんな簡単に打てるものではない。そのあたりの切り替えというのは、できているのかなと思います。
-ファビアン選手の打撃について
新井監督 彼はポイントを近くまで呼び込んで打つことができる。今日も(本塁打)2本とも変化球でしたけど、スイングしたときも崩されないじゃないですか。軸がしっかりしているから、より手元まで呼び込めている。だから崩されない。ポイントが近いということはバットが折れる確率が高くなるんですけど、それは彼の長所だと思います。差し込まれて折れているのでね。バットの先が折れていない。先が折れるということは自分(の上体)が出てしまっていることなので。
-7点リードした6回は島内投手を投入した
新井監督 先発から代わる1人目(の中継ぎ)というのは、流れ的にも難しいところもある。見えない、空気的にも。あの時点で残り12アウト。点差はあったけど、2、3点を取られたら試合展開が分からないというところ。だからあそこは島内にしっかり行ってもらって、次はザキに行ってもらった。益田が2点取られたから栗林になったんだけど、そこは益田も勉強というところです。