
<日本生命セ・パ交流戦:DeNA1-6ロッテ>◇20日◇横浜
ロッテ山本大斗外野手(22)のバットが火を噴いた。
初回1死一、三塁から先制の左前適時打でチーム13イニングぶりの得点を奪うと、3回2死の2打席目にはカウント2-2からDeNAケイのスライダーを左翼席に運んだ。プロ初の4安打で勝利に導き「練習の時にちょっと左足の上げ方を修正して、結構ばっちりだった。それが試合で生かされた」と、うなずいた。
思い切りがいいだけではない。6回の第3打席はスイングが大きくなりすぎないようにと、サブローヘッドコーチから「右翼前へ」の指示が出た。指示通りの右前打で猛打賞を記録し「ホームランの後だったんで、反対方向を意識して、コンパクトにいけたのが良かった」と振り返った。
交流戦初戦から4番を任される。「できることが増えているので、そこは継続して、もっとできることを増やしていきたい」。まだまだ勢いは止まらない。
▽ロッテ西川(5月18日の日本ハム戦以来の打点を挙げるなど2安打)「久しぶりにタイムリーが出たのは素直にうれしかったですし、その後の打席にうまくつながっていってくれた」
▽ロッテ吉井監督(初回から猛攻で3得点)「藤原が1発かましてくれたんでよかった。西川は一昨日からちょっと西川らしい打球が打てるようになってきた。これからスタメン増えるんじゃないかと考えてます」