
<日本生命セ・パ交流戦:中日6-3オリックス>◇18日◇バンテリンドーム
不振の中日新外国人ジェイソン・ボスラーが4回に逆転3ランを放ち、連敗を3で止めた。
1点を追う4回無死一、二塁。九里のフォークを右中間へ。推定125メートルの4号3ランをたたき込んだ。「大きいドームなのでいってくれてよかった」。試合前時点で打率2割8厘、3本塁打、16打点。特に直近5試合は15打数1安打だったがそれでも4番を任され、目覚めの1発で応えた。
前日17日から試合前の早出特打に参加。自分でノックを打つようにロングティーを行い、打撃練習では前に歩きながら打つなど修正に努めてきた。井上監督から「ボールを前でしっかりとらえろ」と受けたアドバイスもしっかり生かした。
井上監督は「苦しんでいるけど自信にしてほしい。基本、4番を打ってほしい。声かけはこれからもする」と目を細めた。ボスラーに1発が出た4回は今季65試合目の1イニング4点をマーク。交流戦は7勝7敗。リーグ戦は借金は3で踏ん張る中、助っ人の爆発は不可欠だ。【石橋隆雄】