
<イースタン・リーグ:巨人3-0ロッテ>◇18日◇ジャイアンツタウンスタジアム
ロッテはサヨナラ負けを喫したが、ベテラン投手陣が安定感のある投球を見せた。
中6日での登板となった先発の美馬学投手(38)は、今季最長の7回を投げ2安打7奪三振無失点。4回には1死三塁のピンチを招いたが、リチャードを空振り三振、大城を二ゴロにした。
試合後は「球数が決まっていたので、なんとか長いイニングをと思って投げられた」と振り返った。
8回から2番手で登板した沢村拓一投手(37)は安打と味方失策で1死二、三塁に。ここで代打長野がコールされると、場内は大きな拍手が沸き起こった。
カウント1-2から沢村の投じた変化球を空振りし、10年、11年新人王対決は沢村に軍配が上がった。後続も三ゴロにし、ピンチを脱した。沢村は「やることやるだけ。今までやってきたようにやれることをコツコツやって状態を上げていくだけ」と話した。
1軍では西野勇士投手(34)に続き小島和哉投手(28)も急性腰痛のため出場選手登録抹消となり投手陣の離脱が相次ぐ。今こそ、ベテランの力が必要だ。