
<日本生命セ・パ交流戦:ヤクルト4-4楽天>◇17日◇神宮
ヤクルトは、楽天との4時間34分に及ぶ延長戦は引き分けに終わった。
2度勝ち越したが7回に追いつかれ、計7人の中継ぎを注ぎ込みなんとか持ちこたえた。高津臣吾監督(56)は「今年一番びっくりした。ちょっと理解に苦しむ1発」と先発高梨がゴンザレスに浴びた、3ボールから4球目真ん中高めシュートを仕留められた5回の同点2ランの配球を指摘。「4番に対する1球じゃないと…。ちょっと勉強が必要かなと思います」と厳しい表情で振り返った。ドラフト3位ルーキー荘司宏太投手(25)のデビューからの球団新人無失点記録は「12」でストップした。
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試合後の高津監督の一問一答は以下の通り。
-追いつかれての引き分け
そうですね。あれだけリリーフが投げたら誰か失点するかなとは思いますし、ただ荘司は失点しましたけどね、あのあとよく1点でよく抑えたなと思います。
-荘司が初失点
リリーフとしては次の試合が非常に大事で。開幕から何試合連続無失点とかよくあることだと思うんですけど、1回失点してしまうと次にズルズル行ってしまうこともよくあるので、次の試合を楽しみにしていますね。
-この経験を今後に生かす
そうですね。まあ反省するところもいくつかあると思うので、大変なところを任せてますけど、良い成長だと思って。
-打つ方では内山が健闘
最後にもう1本と思ったんですけどね。でも思い切りよくね、振り抜いてくれる姿っていうのはチームに非常に参考になるというか、失敗を恐れずに思い切ってやっている証拠だと思います。
-最後の古賀の場面(当初は死球判定も、スイング判定で打ち直し)
あれは先に(ボールが体よりも)バットに当たっているってことだったので、まあリクエストもできなかったので。
-総力戦で負けなかった
どうかなあ。いい感じで逆転したので、あの5回の2ランがねえ、ちょっと理解に苦しむ1発でしたねえ。今年一番びっくりしたボールでした。
-スリーボールからの1発
そこまで全然ストライク入ってなかったからストライク入らなくていいと思ってたのよ、本当にね。したらインコース構えて、コースはわからないけど、4番に対する1球じゃないと…。そこは技術以外のところだと思うので、考え方とか頭の問題だと思うので、そこはしっかり教えていかなきゃいけないと思いますけど、ピッチングコーチ含めてね。ちょっと勉強が必要かなと思います。
-バッテリーとしての問題か
その、どういうあれで、あのシュートか、インコースに構えたと思うんですけど、サインを出したかはわからないですけど。キャッチャーとしてはこの1球勝負でなんとか詰まらせてと思って出したかもしれないし、もしかしてストライク取りにいくためのインコースのサインだったかもしれないし、ちょっとそこは聞いてみないとわからないですね。
-相手リリーフが良く、5回以降は無得点
そうですね、なかなかチャンスもなかったですし、うん、良いリリーフだと思いますけど。