
<日本生命セ・パ交流戦 中日3-5オリックス>◇17日◇バンテリンドーム
中日井上一樹監督(53)が試合後、この日出場選手登録を抹消した石川昂弥内野手(23)について「今のままでは置いておけない」と突き放した。開幕から4番・三塁も13試合で2軍へ。5月31日巨人戦からの復帰も2度目の降格となった。「結果がすべてというこの世界で、再昇格してからの結果的に、要は18打数1安打でしょ」と、結果を残せなかったことを理由に挙げた。
「もちろん地元のファン、ドラフト1位、東邦高校出身。『あいつは頑張らなあかん』。そんな、もう俺らも重々分かってる。分かってるけども、やっぱりそこで何かこう、変わるっていうようなものを見せてくれないと。ほんで、『変わるって何を変えればいいんですか? 』的なことをもし彼が思っていたら、『それ変われないよね』って話で。もちろん体格がいい、スイングが速い、ホームランを打てるっていうようなものを求められてるのに、じゃあ、試合になったら『なんでそこまで振れないの』。『なんでそんなに(振り)遅れるの』。『なんで詰まるの』っていうことを考えないと、オレらがもう死ぬほどいろんなこと言うたとて、あいつがやるかやらないかの話だから」と、現状を変えない限り厳しいと話した。
「もちろん期待はあるのよ。これからも期待はするよ。するけども、今のままでは置いておけないよ。という形で佐藤龍世と代えたという話」。今季の成績は21試合出場で打率1割3分2厘、0本塁打、4打点。井上監督は状態を上げて再び1軍に戻ってくることをもちろん待っている。