
<日本生命セ・パ交流戦 中日3-2ロッテ>◇6日◇バンテリンドーム
中日井上一樹監督(53)が大野雄大投手(36)の2勝目をベンチでアシストした。3回まで毎回の4安打で1失点、54球を費やしていた。3回終了後に大野と直接話した。井上監督は「簡単に言うと捕手は若い石伊がかぶっている、そしてベテランの大野がっていうところで呼吸が合わない、間が延びている、首を振る、それで投げたい球も投げられないというもしストレスがあるなら、『お前から投げたい球を逆サイン出せ』という話をして。そこで投げる、投げないという迷いがあったりするんであれば、もちろん迷いがないように投げろ(と話した)」と明かした。
ルーキー石伊雄太捕手(24)は大野とのバッテリーは4月10日広島戦以来2度目。井上監督は石伊にもアドバイスを送っていた。「石伊に関しては、大ベテランだからといって『大野さんが言うようにっていう形で全部うのみにすんな』と。お前はリードするのに根拠があるんだろと。根拠があるならそのサインを何回でも出せって。『それで来い』ってくらいのものをお前は捕手としてやれっていう話をちょっとした。簡単に言うとリズムがあまり良くなかったのでね。そのへんは変えないとだめだよってことは言いました」
交流戦に入り先発投手が3試合連続で序盤で大量失点していたが、井上監督が間に入ったこともあり、大野石伊のバッテリーで6回2失点と試合をつくり、交流戦初勝利につなげた。