
<日本生命セ・パ交流戦:阪神1-3ロッテ>17日◇甲子園
打球直撃からこの日、軽めの運動を再開した阪神石井大智投手(27)について、1軍戦後に藤川球児監督(44)が言及した。
石井は今月6日のオリックス戦(甲子園)の9回に打球を右の側頭部に受け試合中に救急搬送。7日に「脳振とう特例」の対象選手として出場選手登録を抹消され、球団は医師の指示で自宅療養していた。
この日、2軍施設「ゼロカーボンベースボールパーク」のトレーニングルームで軽めの運動を再開し、ウオーキングなどの有酸素運動やストレッチなどを実施。石井は「日常生活は普通に送れている状態です。ファンの皆さんにすごくご心配をおかけしたと思いますしチームの力になれてない状態ですし、しっかり自分の状態を戻せるようにという日々を今は過ごしています」と話していた。
藤川監督は「野球選手としてね、彼が、投手として急ごうとしてるかもしれないですけど、前回も言いましたけど、本当に頭のことなので」と焦らないようにと強調。「ファンの方々含めてね、野球選手であるんだけれど、1人の人として、まずは健康でというところが取り戻されることを願うしかないというか、願ってもらいたいなと思います」と神妙な面持ちで話した。