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大谷翔平、二刀流の自己採点「1点取られて、バットで1点返して…トータルで見ればプラスかな」


ドジャースの大谷翔平は、実に663日ぶりに先発投手として登板し、パドレスとの試合で見事な二刀流のパフォーマンスを見せました。試合はドジャースが6-3で勝利しました。初回は無死一、三塁のピンチを迎えたものの、中犠飛での失点を最小限に抑え、試合は次の打席で自身のバッティングへと移行しました。打者としても活躍し、3回には同点適時二塁打、4回には右前適時打を放ち、チームに貢献しました。監督のロバーツは、「現実離れしている」と大谷のパフォーマンスを称賛。大谷にとって、ナ・リーグでの1番スタメンとしての先発投手起用は72年ぶりの3人目の偉業であり、そのユニークな役割が試合前からファンに特別な期待感を与えていました。

ドジャース対パドレス 二刀流に復帰し先発で登板するドジャース大谷(撮影・滝沢徹郎)

<ドジャース6-3パドレス>◇16日(日本時間17日)◇ドジャースタジアム

これぞ二刀流のパフォーマンスだった。「投手大谷」は663日ぶりの先発マウンドで1回、2安打に暴投が絡んで無死一、三塁。3番マチャドのハーフスイングがボールと判定されると、両手を上げて驚いたような表情を見せた。その後、中犠飛で三塁走者のタティスが生還。間一髪で判定はセーフとなったが、ホーム後方でベースカバーに入っていた大谷は一足先に「アウトー!」と拳を握るほど、熱がこもっていた。

1イニングを28球で終えると、トップバッターとして「打者大谷」にスイッチ。ベンチに下がる間もなくエルボーガード、すね当てを装着し、準備に取りかかった。ロバーツ監督は「マウンドから直接ネクストバッターズサークルへ行って、コーチからタオルをもらって汗をふいて。本当に現実離れしているし、興味深かった」と目を細めた。

二刀流で感情表現がより一層豊かになり、チームを活気づける。もっとも、異常な盛り上がりは試合前から続いていた。ブルペンでの投球練習を終え、左翼フィールドからベンチへ戻る途中、三塁側スタンドは総立ち。伝説的な二刀流の一挙手一投足を撮影しようとスマートフォンを掲げる異様な光景が広がっていた。

大谷は3回に同点適時二塁打を放ち、二塁ベース上でいつも以上に手と腰をフリフリして喜びを表現。4回にも右前適時打とバットで流れを引き寄せた。「1点取られて、バットで2点返して1イニング消化したと思えば、トータルで見ればプラスかなと」。自己採点の仕方も、二刀流ならではだった。【斎藤庸裕】

▼大谷が先発投手で1番スタメンは23年6月2日アストロズ戦以来12度目で、ドジャース移籍後では初めて。ナ・リーグでは1900年ジム・ジョーンズ(ジャイアンツ)1953年アルビン・ダーク(ジャイアンツ)に次いで72年ぶり3人目。ア・リーグを含めても他に1968年のシーザー・トーバー(ツインズ)だけで、2試合以上は大谷だけ。

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