
Jリーグは16日、都内でルヴァン杯のプライムラウンド(準々決勝~決勝)の組み合わせ抽選会を行い、8強のカードが決まった。準々決勝は第1戦が9月3日、第2戦が同7日。現在米国で開催中のクラブワールドカップ(W杯=CWC)に出場している浦和レッズは、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)で準優勝した川崎フロンターレと激突する。浦和OBとして抽選会に参加した岡野雅行氏は、「(川崎Fとは)非常にいつもいいゲームをしているイメージがある。この間もリーグ戦は引き分けたので、本当にいいゲームでしたし、すごく盛り上がるんじゃないかな。僕はすごく見る方としては最高のカードじゃないかと思ってます」とうなずいた。
対戦相手の川崎Fを代表して抽選役の大役を務めた稲本潤一氏は、CWCの経験値を警戒。「ここで勝てるとやっぱりフロンターレは上に行ける、より優勝に近づけるのかなと思う対戦相手。ぜひ勝ちたい」と誓った。
続く会場の話題で岡野の「野人伝説」がさく裂した。川崎Fの本拠地、Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsuでの思い出を問われ、「等々力は結構いいプレーできていたけど、1回靱帯(じんたい)切っている。でも切れているのが分からなくて、そのままプレーして、試合終わって崩れ落ちたんですよ。ドリブルでPKも取った。内側靱帯(じんたい)。そんな思い出もあります」と熱弁した。
改めて好カードであると話を振られると、岡野は「勝ちますよ、お互いに」と珍回答。報道陣を爆笑に包むと「良いゲームになれば」と笑った。
決勝は11月1日に東京・国立競技場で開催される。
<準々決勝カード>
柏レイソル-横浜F・マリノス
川崎フロンターレ-浦和レッズ
サンフレッチェ広島-湘南ベルマーレ
ヴィッセル神戸-横浜FC