
ロッテ木村優人投手(20)が17日の阪神戦(甲子園)でプロ初先発する。
プロ2年目の今季は開幕1軍を勝ち取り、中継ぎとして14試合に登板し、防御率2・75。開幕3戦目のソフトバンク戦(ペイペイドーム)では7回から2番手で登板し1イニングを1奪三振無失点で抑え、プロ初勝利を果たした。
初の先発登板に「楽しみです。やれることをしっかりやって試合にのぞみたいと思いながら調整をしてきました。先発だからといって、これまでとなにかを変えるのではなく、1イニングずつ。打者1人ずつ相手に向かっていき、しっかりと抑えたい」と意気込んだ。
甲子園は憧れの地だ。霞ケ浦のエースとして挑んだ夏の茨城県大会決勝戦では、9回に逆転負けを喫し、目の前で夢はついえた。「甲子園は高校時代にあそこで投げることを一つの目標に頑張っていたので、憧れの場所。投げることができなかったという悔しい思い出があるので、こうしてプロに入って、投げる機会をいただけてうれしい」と胸を躍らせた。
17日からビジターでの6連戦。「最高のパフォーマンスを出して、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」。2年前の夏に届かなかった夢をかなえ、憧れの地で、躍動する。