
元巨人でヤンキースGM付特別アドバイザーの松井秀喜氏(51)が、16日までにYouTubeチャンネルパワプロ・プロスピ公式チャンネルに出演した。
ゲーム内では松井氏が12球団から1人ずつ選んだ選手が「2025ОB松井秀喜セレクション」として登場。セレクション開催を記念して、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)と現役時代の思い出を振り返った。
西武からは現西武監督の西口文也氏(52)を選出。松井氏は「イチローさんがね、唯一とんでもない恥ずかしい空振りをしたという西口さんを選ばせていただきました」と話した。
さらにイチロー氏と共演した24年9月23日のイチロー選抜対高校野球女子選抜でのエピソードも紹介。同戦でイチロー氏は、女子高生選手のボールに体勢を崩されながら空振り三振を喫した。イチロー氏は試合後のインタビューで「これをやられたのは西口さん以来だ」と発言し、場内を盛り上げていた。
イチロー氏も笑顔で「崩れ落ちたからね」と回顧。これを受けて松井氏は「あれだけ活躍されて西武一筋でね。200勝近くされていると思うので、圧倒的レジェンドかなと思います」と昨年のエピソードを交えながら選出理由を明かした。
松井氏は現役時代、西口氏と02年日本シリーズ、オールスター、オープン戦で対戦。西口氏の代名詞であるスライダーの印象について聞かれると「スライダーはほとんど膝下にボールにするだけで、チェンジアップが多かったですね。チェンジアップも良かったです」と思い起こした。これにイチロー氏は「膝下のスライダーって振ってくれないから投げてこないって感じだった?」と質問すると「どうなんですかねえ。もしかしたら甘くなるのが嫌だったのかなっていう。曲がりが遅くて最後キュッと入ってくるんですけど」と振り返った。
対するイチロー氏は「僕にはもうあのスライダー(を投げる)。特に追い込んでからはあのスライダーを膝下に。また僕そこ好きなの。ワンバウンドしなければ好きなボール。でもワンバウンドすると空振りっていう。数センチの違いで結果が大きく変わる。西口さんから打ったイメージは全然ないですね」と振り返った。