
メジャー最速左腕、レッドソックスのアロルディス・チャプマン投手(37)が、来年3月に開催される第6回WBCに英国代表か米国代表で出場する可能性が浮上した。15日(日本時間16日)、母国キューバメディアが報じた。出場すればキューバ代表として参加した09年の第2回大会以来、17年ぶりとなる。
地元メディア「Swing Completo」によると、本拠地フェンウェイパークで取材に応じたチャプマンはWBCについて「英国代表チームから連絡を受けたよ」と明かし「絶対出場できるとの確証は伝えていない。シーズン終了後にFAになるし、どうなるかわからないからね。でも、代表メンバーに入ることは可能だし、契約交渉の展開次第で最終的な返事をしたいとは伝えた」と、FAの交渉状況や去就を考慮して最終的な判断を下す見込みだ。
さらに「米国代表からも連絡をもらった。ただ、それは打診されたら出場できるかどうか確認されただけ。正式なオファーではない」と、米国代表からも接触があったことを明かした。同メディアによれば、チャプマンは英国領だったジャマイカにルーツを持ち、米国の市民権も持っているため、両国の出場資格があるという。
通算347セーブを誇るチャプマンは昨オフにレッドソックスと契約し、今季は32試合で3勝2敗12セーブ、防御率1.55と好成績をマークしている。