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【東北大会】仙台育英の2番手が6回10奪三振で2安打0封 刀祢悠有希が夏へ好材料に


仙台育英高校が高校野球春季東北大会で八戸学院光星を7対2で破り、8年ぶり13回目の優勝を果たしました。2番手で登板した刀祢悠有希投手は、6回2安打無失点、10奪三振の好投を見せ、チームに勝利をもたらしました。刀祢は過去の怪我から復帰し、強いメンタルでのピッチングが評価されました。打線も活躍し、原亜佑久外野手が逆転打を含む5打数4安打で試合の流れを引き寄せました。監督は投手陣の成長を評価し、夏に向けたさらなる飛躍を期待しています。

仙台育英対八戸学院光星 2番手でマウンドに上がった仙台育英・刀祢(撮影・高橋香奈)

<高校野球春季東北大会:仙台育英7-2八戸学院光星>◇14日◇決勝◇ヤマリョースタジアム山形

仙台育英(宮城1位)が八戸学院光星(青森2位)に勝利し、8年ぶり13度目の優勝を飾った。2番手でマウンドに上がった刀祢(とね)悠有希投手(3年)が6回2安打無失点、10奪三振で勝利を引き寄せた。打線も0-2で迎えた2回にこの日、5打数4安打の原亜佑久外野手(ともに3年)の中適時打などで逆転すると、15安打と勢いが止まらなかった。春の東北王者の称号を手に、夏へ向けて大きく弾みをつけた。

背番号20が反撃の糸口を与えない快投をみせた。刀祢は3-2と逆転した直後の3回から2番手で登板。得意球のスライダーをメインに、4回の3者連続を含む10奪三振。準決勝まで2試合連続2桁安打の八戸学院光星打線を6回2安打無失点に封じた。「キャプテンから『優勝って意識しないで、ひとつひとつやっていこう』の言葉をかけられて、いつも通り投げられました」。チームを春の東北王者へと導く84球の投球を終え、ほほえんだ。

はい上がってつかんだ舞台だった。昨年3月に右肘の骨折、同8月には右肘の内側側副靱帯(じんたい)損傷と約1年間、満足に野球と向き合えず「悔しさと焦りがありました」。試合で活躍するチームメートを横目に、ひたすらリハビリとトレーニングに明け暮れた。けがの功名で球威も増し、今大会は登録変更で滑り込みで背番号20をつかんだ。

決勝での大事なマウンドを託され、ともに切磋琢磨(せっさたくま)してきたエース吉川陽大投手(3年)からも「頑張れ、1イニングずつ投げていけ」と声をかけられた。刀祢は「(吉川が準決勝まで)ずっといい場面で投げてくれていたので、そのためにも優勝しようと思いました」と感謝を示したマウンドだった。須江航監督(42)も「この大会を通じて、吉川以外の投手が試合を作ることができるのかが課題でしたが、自分の持ち味を十分に発揮してくれたので明るい希望になりました」と評価した。

背番号にこだわりはないが、闘志は燃やし続ける。刀祢は「投げればみんなエースだっていう思いで投げていきたい。甲子園を目指していく中で、自分が投げる試合はしっかり抑えていきたい」。東北大会での経験をステップに、今夏こそは全国の舞台に立つ。【高橋香奈】

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