＜明治安田J1：横浜FC0－1川崎F＞◇14日◇第20節◇ニッパツ
川崎フロンターレが敵地で横浜FCを1－0で破り、6戦負けなしで6位に浮上した。
前半戦の対戦で相手GKの意表を突く直接FKを決めたMF山本悠樹（27）が「横浜FCキラー」ぶりを発揮し、決勝点を奪った。
後半13分に味方のゴールキックのセカンドボールを回収すると、中盤からスルスルとドリブルで持ち運び、ゴール右下に決勝点を流し込んだ。
「自分のこれからのテーマとして運ぶというところ、ボールをキャリーするというところを1つ、より高いレベルに行くには必要だなというのは思っている。たまたま前空いてたので、マルシーニョと（山田）新を見ながら運んでいたら、ちょうどいいスペース見つけたという感じですかね」
相手GKが倒れる方向まで見切って放ったといい、「落ち着いてやれたのがよかった。うまくいきすぎたなと思います」と冷静だった。
ゴール後には大好きだという韓国の4人組ガールズグループ「aespa（エスパ）」の猫ポーズをパフォーマンス。「清水（エスパルス）戦の時もやったんですけど、ちょこっとしかやってなかった。なんかいつもあまり（点を）取らないんで、取った後、困っちゃうっていう感じですかね」と照れた。aespaの曲は試合前に限らず、「ずっと聞いています」と言うほど熱烈なファン。好きなところは「かっこよくてかわいいです」と明かし、推しはリーダーのKARINA（カリナ）を挙げた。
「aespa効果」もあり、絶好調な山本はチームの6戦負けなしをけん引。アジア・チャンピオンズリーグ・エリート（ACLE）から帰国後はプレーの質も一段上がり、ピッチ上を支配している。「中断明けでこういうゲームを勝ち切っていかないといかないと、上位にも食い込んでいけないというのは、この折り返しの段階でチーム全員がすごく思っていること。泥臭い勝ち方ではありましたけど1つ（勝ち点）3が取れたのは良かった」とうなずいた。
