
ドジャース山本由伸投手(26)が、らしくない投球で5敗目を喫した。ジャイアンツ戦に先発し、4回2/3を6安打5失点。0-1の3回に3四球でピンチを招き、6番シュミットの満塁弾を浴びた。1試合5四球はメジャー移籍後ワーストで「点の取られ方もすごく悪かったですし、1球1球の内容も納得いくものでは全くなかった」と唇をかんだ。珍しく悔しさをあらわにする場面もあり「気持ち的には切り替えようと思っていたんですけど、なかなか修正できず、最後まであまりいいピッチングができなかった」と振り返った。
開幕当初は登板間隔が基本的に中6日だったが、5月8日のダイヤモンドバックス戦から中5日が続く。ロバーツ監督は「次は間隔を空ける予定だが、今のところ(中5日の影響については)答えられない」と語り、山本は「5日間の中ですごくいい感じに過ごせてると思いますし、そこは全く問題ない」と強調した。
「1番DH」で出場した大谷翔平投手(30)は4打数無安打。ジ軍に完敗し、ナ・リーグ西地区の首位に並ばれた。週明けにはパドレスとの4連戦があり、同地区のライバル対決7試合を含む本拠地10連戦は、黒星スタートとなった。スタジアムから近いLAのダウンタウンでは、不法移民の取り締まりを巡って暴動が起き、夜間は外出禁止に。とはいえ、この日も5万3022人がスタジアムに集い、本拠地で投打がかみ合わなかったチームにため息がもれた。(ロサンゼルス=斎藤庸裕)