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【高校サッカー】藤枝東、価値ある勝ち点1 無傷7戦全勝中の清水ユースに一歩も引かずドロー


高円宮杯U18サッカープリンスリーグ東海で藤枝東高校が清水ユースとスコアレスドローを演じました。清水ユースは開幕から7連勝の首位チームでしたが、藤枝東は後半に退場者を出すも集中を切らさず、価値ある勝ち点1を獲得。先日行われた県総体では浜松開誠館に敗れた悔しさをバネに、守備を強化して臨んだ試合で意地を見せました。一方、清水ユースは数的優位を活かせず初の無得点に終わりました。試合後、藤枝東の監督や選手たちは、耐え抜いたゲームを「収穫」と評価しました。今後のリーグ戦では巻き返しを図るため、次の「藤枝ダービー」に挑みます。

空中戦で競り合う藤枝東・鈴木(右)と清水ユース・岩永

<高円宮杯U18サッカープリンスリーグ東海:藤枝東0-0清水ユース>◇14日◇第8節◇清水三保グラウンド

約1カ月ぶりにリーグ戦が再開し、藤枝東が価値ある勝ち点1を積み上げた。開幕から無傷の7戦全勝中だった清水ユースとスコアレスドロー。後半、退場者を出しながらも粘り強さを発揮し、無失点でしのいだ。7日の県総体決勝は浜松開誠館に敗れ、無念の準優勝。再出発に位置付けた一戦で意地を見せた。清水ユースはゴール前での精度を欠き、今季初の無得点に終わった。

   ◇   ◇   ◇

再起を目指す藤枝東が、難敵との一戦で一歩も引かなかった。開幕から7連勝中の首位相手に前半からハイプレスをかけ、球際でのバトルでも真っ向勝負。後半28分にFW森田一颯(いっさ、1年)が一発退場して数的不利となったが、最後まで集中力は切れなかった。守り切って、勝ち点1を獲得。植松弘樹監督(42)は「はね返し続けて、ゴールを割らせなかったのは収穫」とうなずいた。

悔しい敗戦の教訓も生かした。今月7日の県総体決勝は0-1で浜松開誠館に敗戦。7年ぶりの全国出場を逃した。主将のDF井上凱晴(かいせい、3年)は「負けて得られたこともたくさんあった」。開誠館の強度の高い守備や切り替えの速さが基準になり、練習の意識も変わった。県総体での課題克服もこの日のテーマだった。

総体では磐田東との準決勝で前半6分に失点。決勝も開始4分でゴールを奪われた。指揮官は「立ち上がりの入りが悪かったので、今日はしっかりとゲームに入ることをやらせた」。押し込まれる時間が続いた序盤も粘りの守備でゴールを死守。90分間で12本のシュートを放たれたが、体を投げ出し続けた。

植松監督はリーグ再開戦を重要視していた。「インハイで負けて再スタート。もう1度プライドをかけて戦わなければいけなかった」。今季のリーグ戦はここまで1勝3分け4敗で8位。首位撃破とはならなかったが、巻き返しへ弾みをつける90分間だった。

リーグ前半戦最後の一戦は藤枝明誠との「藤枝ダービー」。2-1で勝利している県総体準々決勝の再戦になる。井上主将は「ボールを保持して相手を揺さぶるのが僕らのスタイル。そこを目指してやっていきたい」と次戦に目を向けた。【神谷亮磨】

○…清水ユースは数的優位の状況を生かし切れなかった。相手1人が退場した後半28分以降は両サイドを効果的に使いながら攻め込むも、ブロックを作る相手守備陣に苦戦。ゴール前での精度、迫力を欠き、ネットを揺らせなかった。8日の日本クラブユース選手権東海大会では沼津ユースに敗戦。2013年以降続いていた全国出場が途絶えた。仕切り直しの一戦もドローに終わり、主将のDF岩尾健琉(3年)は「ゴール前の精度は練習から補っていくしかない」と顔を上げた。

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