
WEリーグ・マイナビ仙台レディースは12日、セレッソ大阪ヤンマーレディースからFW矢形海優(みゆ=25)が完全移籍で加入することを発表した。
大きな起爆剤が仙台に復帰する。矢形は昨季C大阪で22試合に出場し、WEリーグ日本人最多の11得点を記録して、優秀選手賞を受賞した。枠内シュート率はリーグトップの57・5%と、技術と得点感覚に優れたストライカーだ。
昨年9月の大宮戦と同11月の仙台戦ではハットトリックを決めた。U17、U20日本代表も選出されるなど経験も豊富。プロのキャリアをスタートさせた仙台では21-22シーズンからの2シーズンで計11得点をあげる活躍を残していた。
チームは昨季、22試合を戦い2勝4分け16敗最下位と低迷。最終戦終了後に須永純監督(50)は「まさにゴール前のところというのが、勝負に直結していると思います。優勝に絡んでいくチームというのは、決めるべきところで決めている」とチームが抱えるチャンスメークや決定力の難しさを語っていた。
昨季の総得点がリーグワーストタイの15点にとどまったチームに矢形の加入はとても大きな意味をもつ。矢形はクラブを通し「大好きな仙台に再び戻って来られたことをうれしく思います。もう1度自分を見つめ直し成長できるよう全力で頑張りたいと思います。そしてチームのためにがむしゃらに走り続けます。熱い声援よろしくお願いします。」と意気込んだ。3季ぶりに復帰したストライカーがチームを巻き返しへと導く。