
<パドレス2-5ドジャース>◇11日(日本時間12日)◇ペトコパーク
ドジャースがパドレスとのライバル対決3連戦を2勝1敗で勝ち越した。
救援待機から急きょ先発に回ったベン・カスペリアス投手(26)が4回3安打1失点と好投。その後、7投手の継投でパドレス打線を4安打2得点に封じた。
前日は先発の駒不足に加えて救援陣の登板過多の事情もあり、2番手の若手右腕サウアーを2回から6回2死まで引っ張った。111球を投げ抜いたが、13安打9失点。最終的にチームは11失点で大敗した。
この日は一転、投手陣が踏ん張り、2勝1敗でシリーズ勝ち越し。中継ぎや、ロングリリーフなど柔軟な起用を続けてきたカスペリアスは今季ここまで22試合に登板し、4勝1敗、防御率2・86と安定した成績を残している。
サイ・ヤング賞2度の左腕スネル、実績のある右腕グラスノー、佐々木朗希ら先発陣に故障が相次ぎ、苦しい台所事情でメジャー2年目の右腕がチームを救う活躍。ロバーツ監督は「彼は先発としてメジャーに上がってきた選手だが、チーム事情から柔軟に起用できるリリーフとして登板してきた。現状で、先発5人のうちの1人になれることを示してくれた。次回登板がいつになるかは分からないが、先発で投げることになるだろう」と、配置転換する考えを示した。