【大学選手権】近大が散発３安打完封負け 守備も乱れて「負けるべくして負けた」勝田成主将

中大対近大　5回悔しそうな表情で降板する増田（撮影・増田悦実）

＜全日本大学野球選手権：中京大5－0近大＞◇11日◇2回戦◇東京ドーム

近大が完封負けを喫し、2回戦で姿を消した。

初戦で12安打8得点の打線が沈黙した。相手先発の大矢琉晟投手（4年＝中京大中京）を前に7回で無得点。継投に入ってからも振るわず、チームは散発3安打で1度も本塁を踏むことができなかった。

プロ注目の野手トリオも機能せず。4番阪上翔也外野手（4年＝神戸国際大付）が2回に左前打を放ったのみ。2番勝田成内野手（4年＝関大北陽）と3番野間翔一郎外野手（4年＝大阪桐蔭）はともに4打数無安打と力を発揮できなかった。勝田は「手元の伸びは自分たちのリーグでは1人もいない。思うような攻撃ができなかった」と唇をかんだ。

投手陣も小刻みに得点を奪われ、登板した4投手全員が失点。守備でも3失策と攻守ともに精彩を欠いた。光元一洋監督（50）が「手も足も出なかった。春を通じて失策が多かったのが出てしまった」と悔やむと、勝田も「守り勝つ野球ができなかった。負けるべくして負けた」と課題が残った。