
<日本生命セ・パ交流戦:西武4-2阪神>10日◇ベルーナドーム
阪神が終盤に逆転負けを喫し、連勝が4でストップした。黒星は4日の日本ハム戦(エスコンフィールド)以来。交流戦3カード目で初めて初戦で敗れた。
2点リードで迎えた8回、3番手の桐敷拓馬投手(26)が西川、滝沢に連打を浴びると、1死一、二塁からネビンに右翼へ適時二塁打を浴び1点差。平沼を申告敬遠で歩かせ満塁とすると、続く源田に同点の左前適時打を献上。さらに山村に連続適時打を許し、この回一気に逆転を許した。
桐敷が失点したのは4月15日ヤクルト戦(松山)以来。なおも1死満塁で登板した4番手漆原も左犠飛を浴び、さらにリードを広げられた。
終始、試合の主導権を握ったのは阪神だった。2回1死からラモン・ヘルナンデス内野手(29)が中前打を放ち出塁。2死から梅野隆太郎捕手(33)が中前打を放ち一、三塁と好機を広げると、熊谷敬宥内野手(29)が直球をうまく右前に運び先制に成功した。
さらに続く3回1死から佐藤輝明内野手(26)が四球を選び二盗を決めると、2死三塁からヘルナンデスが中越え適時二塁打を放ち2点目を追加した。
先発の才木浩人投手(26)は6回4安打無失点の好投で、連続無失点イニングを29回1/3まで伸ばした。6回には1死満塁のピンチを招くも、代打中村剛を153キロ直球で空振り三振。続く源田は二飛に打ち取り、切り抜けた。
しかし、自慢のリリーフ陣がこの日はリードを守り切ることができなかった。