
日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長(48)が9日、大阪・関西万博で国連の「Football for the Goalsイニシアチブ」に関するトークイベントに出席した。
22年7月にスタートした「Football-」は、国連が主導してサッカーの力を活用して持続可能な開発目標(SDGs)の認知度向上や、SDGs目標達成に向けた行動や施策、持続可能性・人権・気候変動対策などを推進するための取り組み。今年4月にJFAの加盟が決定。宮本会長は、21年から協会として「アスパス!」という社会貢献活動に取り組んでいることを踏まえて「同じ方向を向いている。さらにそういった考えを広めていくために、参加させていただいている」と経緯を語った。自身が会長に就任してから経営企画部にサステナビリティーグループを作り、組織としてより一層SDGsを推進してきた。「その中心にあるのはリスペクト、フェアプレー。あらゆるいかなる暴言、暴力差別を許容しないスタンスを今までも取り組んできたしこれからも貫いていくことは変わらない」と宣言した。
今月に加盟した日本障がい者サッカー連盟の北沢豪会長(56)は「我々がやってきていることと同じアクションだと確認できました」とうなずいた。そして「進む方向は間違っていない。この加盟によって社会が変わるように頑張っていきたい」と力を込めた。元サッカー女子日本代表なでしこジャパンの阪口夢穂(37)も出席した。【佐藤成】