
<日本生命セ・パ交流戦:DeNA5-4日本ハム>◇8日◇横浜
本塁打、打点の2冠を争う日本ハムの主砲が、そろって“還暦祝砲”をぶち上げた。5回1死、フランミル・レイエス外野手(29)が「思い描いていたボールに対するアプローチとスイングができた」と、左中間席へリーグ単独トップに立つ12号ソロを放つと、直後に万波中正外野手(25)が「完璧に捉えることができた」と2者連続弾で12号。レイエスは6回にも中越え適時二塁打を放ち30打点に達したが、万波も1打点差で追走している。
この日は八木打撃コーチの60歳の誕生日。試合前にはチーム全員の前で、新庄監督から「代打の神様がおじいちゃんの仲間入りをしました」と、赤いちゃんちゃんこならぬ赤基調のホームユニホームがサプライズでプレゼントされた。同コーチは「勝負どころで力以上のものが発揮できる選手が増えていくことを私は望みたい」と話していた中で大砲2人が即実行。還暦を祝う2本の大アーチが勝利につながらなかったことだけが、惜しかった。