
元巨人の張本勲氏(84)が8日、TBS「サンデーモーニング」に生出演。3日に肺炎のため89歳で死去した長嶋茂雄さんの、監督時代を語った。
張本氏は長嶋さんの監督2年目となる76年、日本ハムからトレードで巨人入り。長嶋監督の指導を「その人をうまくさせよう、しようという気持ちがね、自分でも分かるんですよ。ひしひしときてね。すべてを忘れて、その人をとにかくうまくしたいという気持ちがね、周りにもわかるから。『この人についていこう』という人がたくさんいたんじゃないでしょうか」と目に涙を浮かべながら話した。
巨人入団直後、長嶋監督からかけられた言葉も回想。「長嶋監督がね、『王が孤立してるから。俺がおったら2つに分かれて攻めてくるけど、いま1人で背負ってるから、おまえが俺の代わりにやってくれ』って言われた時は震えました。感激しましたね。本当に長嶋さんの代わりができるんだろうかと思ったことはね、今でも忘れられません」と語った。