
<カージナルス2-1ドジャース>◇7日(日本時間8日)◇ブッシュスタジアム
ドジャース山本由伸投手(26)が、6回無失点の好投を見せた。味方の援護がなく、7勝目は持ち越しとなった。
1回2死一、三塁、2回2死満塁を無失点で切り抜けると、以降は危なげない投球。味方の援護に恵まれなかったが、6回を94球、4安打3四死球無失点9奪三振の内容だった。
0-0の7回からアレックス・ベシア投手(29)にマウンドを譲り、7勝目は持ち越しとなった。
ラーズ・ヌートバー外野手(27)との対戦は、空振り三振、空振り三振、三塁内野安打だった。
これで今季は12試合に登板して6勝4敗。防御率は2・20まで下げ、メッツ千賀滉大投手(32)、パイレーツのポール・スキーンズ投手(23)に次ぐリーグ3位をキープした。
【山本の一問一答】
-カージナルス打線を抑えるために重要だったことは
「試合前にしっかり(捕手の)ウィルと話し合って、どういうプランでいくかっていうのもしっかり決めて、いつも通りですけどいけましたし。とにかく自分のピッチングをすることに集中しました」
-前回のヤンキース戦からはどんな調整を
「練習メニューと言いますか、過ごし方としては変わりはないですけど、いろんな試行錯誤をしながら微調整できたかなと思います」
-登板した時に打線が波に乗り切れない
「なんて言うんだろう。野球なので、そういった試合もあると思いますし。僕はなんていうか、普段、(打線に)助けられたもこともすごくたくさんあったので、いっぱい点を取ってもらって勝てる時もあれば、粘る投球になる試合もあれば、これが野球かなと思います」
-スプリットが良かった
「スプリットとカーブの時、特にうまくいいフォームで投げられない投球が増えていたので。そこはいろいろ考えながら、今日はいいフォームで投げられたかなと思います」
-ゴンソリンが離脱で先発としての責任は増すか
「とにかく自分の調整だったり、次の自分の登板に向けて、とにかく自分に集中していくことがチームのためになると思うので。気を抜くことなく、もっともっと調子を上げていけたらなと思います」
-ヌートバーと初対戦
「今日の対戦はすごく楽しみにしてましたし、ついにメジャーの舞台で対戦できるっていうのはすごく楽しみでした」
-仲が良いことで投げにくさは
「すごく冷静に対戦できたと思いますし、すごく運良く、いいところにボールも行ってたので。1本ヒットにはされましたけど、いい投球が多かったかなと思います」
-ヌートバーとの2打席目(2回2死満塁)は試合を左右する場面だった
「ピンチの場面だったので、そうですね、スイングもすごく強いですし。ヒットにされると、ランナーが一気に帰ってしまう場面でもあったので、とにかく丁寧に投げました」
-一番最後の打者に最速が出た(96・9マイル)
「力感としては上げたとかはなかったんですけど、立ち上がりからいい力感で入れて。そこから少しずつなんて言うんだろう、今日の感覚をどんどんつかんでいけたので。最後はすごくフォームのリズムがよく、タイミングよく腕を振れたので、感覚としては後半がすごく良かったです」
-カージナルス打線の印象は
「やっぱりすごくいい打線だなっていう印象があったので、その分慎重になって、カウントを悪くしたり、ランナーをためたりがあったんですけど。なんとか調子が良かっただけに、なんとか乗り切れたかなと思います」
-前カードのメッツ戦では千賀と話し込んでいた。技術的な話か
「技術的な話もたくさんしましたし、なんて言うんだろう。フォームの話もよく、他の選手に比べてたくさんする方かなと思います」
-セントルイスに入ってからヌートバーにメッセージを送ったり
「そうですね」
-やりとりはある
「関係ある野球の話だったり、(野球に)関係ないドラマを進められたり。そんな感じです(笑い)」