
<日本生命セ・パ交流戦:阪神8-2オリックス>◇7日◇甲子園
阪神藤川球児監督(44)の継投策がはまった。
逆転に成功し、3-2で迎えた7回、マウンドには3番手湯浅京己投手(25)。先頭広岡を空振り三振に仕留めると、続く大城は見逃し三振に斬った。
迎えた森にはフルカウントから四球を与え、2死一塁で打席には頓宮裕真捕手(28)。湯浅にとっては23年6月15日の甲子園で、同点ソロアーチを許した相手だったが、指揮官は4番手及川雅貴投手(24)への継投を決断。四球を出した自らの投球に、悔しそうにマウンドを蹴り上げるそぶりを見せた湯浅だったが、試合後に「球数とかも考えて替えてくれたと思う。状況が状況だから、出してもらったからには最後まで投げたかったなっていうのはあったんですけど、オヨ(及川)には申し訳なかったと思います」と振り返った。
その及川はカウント2-2と頓宮を追い込み、最後は133キロスライダーで空振り三振。無失点でつないだ。試合後、指揮官は継投について「球数も含めてそのあたりは、あともう1つのアウトというか、2つアウト取ったら十分なので」と説明した。