
<日本生命セ・パ交流戦:ロッテ2-1巨人>◇5日◇ZOZOマリン
ロッテはサヨナラ勝ちで連勝を2に伸ばし、4月以来11カードぶり、対巨人戦は18年以来7年ぶりカード勝ち越しを決めた。
打線は藤原恭大外野手(25)が3回に先制アーチを放つと、延長10回裏2死満塁で高部瑛斗外野手(25)の押し出し死球でサヨナラ勝利を飾った。劇的な幕切れに吉井理人監督(60)は「よく当たってくれましたね。良かったです」と笑顔。高部は「どんな形であれ勝てて良かった」とお立ち台で喜びをあらわにした。
投げてはロッテ先発の種市篤暉投手(26)が、5回に巨人吉川に右越えソロを浴びたが、8回3安打1失点で好投。同学年右腕の巨人山崎伊織投手(26)との投げ合いで「僕はめちゃくちゃ意識しています。初回の投球を見て1点取られたら厳しい」と闘志を燃やし、最少失点でしのいだ。種市降板後は高卒2年目木村優人投手(20)、左腕坂本光士郎投手(30)による無失点リレーでサヨナラ勝利を呼び込んだ。
吉井監督は「本当によくやってくれた。彼らが頑張らないと投手陣はうまく回らない。中森と鈴木だけじゃ勝ち続けることはできないので」と救援陣をたたえた。
勝敗こそつかなかったが力投の種市については「昨日中森が力投して使いたくないなと思っていたので、種市が8回まで頑張ってくれて助かりました」と笑顔で話した。