
日本代表(FIFAランキング15位)が5日、敵地で26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選オーストラリア代表(同26位)と対戦する。
すでにW杯本大会出場を決めた日本は、3月シリーズから14人のメンバーを入れ替えて臨む。初招集組も7人おり、別チームといえるほど顔ぶれがフレッシュになった。対するオーストラリアは、現在C組2位につけており、自力でのW杯出場権獲得まであと1歩のところまで来ている。
最終予選は出だしでつまずいた。昨年9月の初戦、ホームバーレーン戦に0-1で敗れると、続くアウェーインドネシア戦は引き分け。監督交代を経て同10月のホーム中国戦で初勝利を挙げると、敵地日本戦を1-1で引き分けた。10月から引き継いだポポビッチ監督がチームを立て直し、3月は2連勝を飾った。
日本には09年以来勝てていない。しかし指揮官は前日会見で「オーストラリアが日本に勝つのは久しくないですが、明日は勝てると確信しています」と自信を示していた。昨年10月は5バックで自陣のブロックを敷き守り固めた。「昨年10月に、次回日本と対戦する時、オーストラリア代表の成長を誰もが目にしているのを見たいと言いました。そして、明日も必ずそうなるはずです。そうすれば、日本に勝つチャンスが生まれるでしょう」と勝利を誓った。
オーストラリアは日本に勝った場合、W杯出場に大きく前進する。勝ち点差3で3位のサウジアラビアが、日本時間6日午前1時キックオフのバーレーン戦に敗れるか、引き分ければオーストラリアの予選突破が決まる。