
<日本生命セ・パ交流戦:オリックス6-1広島>◇4日◇京セラドーム大阪
「紅の富士」が打線に火を付けた。
0-0の4回。無死満塁から7番紅林弘太郎内野手(23)が右翼線へ高々と上げた打球は二塁手と右翼手がお見合い。
「やっちまったと思ったんですけど、振り切ったのでいいところに落ちてくれた」。2点適時打で先制した。ここから8番若月健矢捕手(29)、9番中川圭太内野手(29)、3番頓宮裕真捕手(28)も適時打を放ち、この回一挙6得点。4回までに先発全員安打を記録し、広島大瀬良を11安打6得点と攻め立てた。
前日3日からの広島3連戦は日本相撲協会とのコラボ試合として開催。10選手が生成AIで力士に変身した優勝額や、しこ名が入ったのぼり旗が球場内外に掲出された。静岡出身の紅林のしこ名は「紅の富士」。実は日頃、力士の姿に癒やされているという。二子山部屋のYouTubeチャンネルを視聴。「お相撲さんが食べてる姿を見て癒やされるという(笑い)。テディベアみたいに座って食べるのかわいいなと思って。皆さんにおすすめしたいです!」と熱弁。この日は運も味方の安打だったが、力士ばりのパワーでここから豪快弾を積み重ねる。
▽オリックス田嶋(6回3安打無失点で3勝目)「バックのいい守備にもたくさん助けてもらい、なんとかゲームをつくることができて良かったです」