
【パース(オーストラリア)4日=佐藤成】オーストラリア代表のトニー・ポポビッチ監督(51)が、26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選日本代表戦(5日)に向けて試合会場で公式会見に出席した。
現在、オーストラリアは、グループCで日本に次ぐ2位。最終予選の開幕から1敗、1分けと苦しいスタートを強いられたが、地力を見せてW杯出場切符獲得圏内まで上ってきた。
昨年10月に前監督が成績不振で辞任したことを受けて急きょ就任したポポビッチ監督は「自動出場権獲得のために最後の2試合で何をすべきか分かっていますが、それを実行する必要があります。そして、私たちは自信を持っています」と目の前の試合に集中した。
昨年10月では敵地で戦った日本に対して先制し、終盤までリードを保った。終盤に追いつかれたが、貴重な勝ち点1を持ち帰った。そこからのチームの成長に自信を見せる。日本には09年以来勝利がないが「我々は必ずそれを破る」と宣言。「いつかオーストラリアは日本に勝つだろう。そして明日にはそのチャンスがある。そして我々はそれをつかみたいと思っている。明日の夜に勝利することで大きな一歩を踏み出せると確信しています」と力強く意気込んだ。