
<ドジャース-メッツ>◇3日(日本時間4日)◇ドジャースタジアム
ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が289日ぶりの白星をかけて先発したが、勝利投手の権利目前で逆転を許し、マウンドを降りた。
1回は1番リンドアを中飛に打ち取ったが、続くマルテに右前打、3番の強打者ソトは直球で捕邪飛に打ち取った。主砲アロンソの打席で暴投によりピンチを広げると、カウント1-2からカーブを中前に運ばれて先制を許した。2死一塁からニモはスライダーで空振り三振に仕留めた。
1回の失点直後に打線が4得点。2回は先頭テーラーに四球を与えたが、続くマウリシオをスライダーで遊ゴロ併殺。アルバレスを四球で歩かせたが、マクニールを左飛に打ち取った。
3回は先頭リンドアに中前打を浴びるも、マルテを投ゴロに打ち取り、1死二塁で主軸のソト、アロンソを迎えた。
ソトにカウント2-2から直球を右翼席に運ばれ1点差。アロンソは遊ゴロ、ニモは左飛に打ち取り、同点は許さなかった。
4-3の4回は先頭テーラーを遊ゴロ、マウリシオを空振り三振、アルバレスを三ゴロに打ち取り、この日初の3者凡退を記録した。
勝利投手の権利がかかった5回は、先頭マクニールを右飛、リンドアの三ゴロをマンシーが失策で1死一、二塁で本塁打を浴びているソトを迎えた。
ソトをカウント2-2からスライダーで遊飛に打ち取ったが、アロンソにスライダーを拾われ同点の適時二塁打とされた。2死二、三塁からニモを一ゴロに打ち取ったが、カーショーのベースカバーが遅れ、勝ち越しを許した(記録は内野安打)。ここでデーブ・ロバーツ監督(53)は2番手ベン・カスペリアス投手(26)を告げた。カスペリアスはテーラーを左直に打ち取った。
5回まで今季最多の92球を投じ、6安打3四球5失点(自責4)2奪三振。最速は91・2マイル(約147キロ)だった。
通算212勝のレジェンド左腕カーショーは、昨年オフに左足のつま先を手術。5月17日(同18日)のエンゼルス戦で260日ぶりのマウンドに上がり、4回を5安打3四球5失点だった。
今季は試合前時点で3試合に登板して0勝0敗、防御率4・91。前回登板5月28日(同29日)のガーディアンズ戦では、5回1失点の好投も救援陣が逆転を許し、白星は持ち越しとなっていた。
勝利投手となれば、昨季8月18日(同19日)カージナルス戦以来、289日ぶりだった。