
<楽天3-6DeNA>◇3日◇楽天モバイルパーク
DeNAが雨が降りしきる中での一戦を制し、今季最長の5連勝を収めた。交流戦初戦は16年から9連勝となり、貯金は今季最多を更新する6に伸ばした。また、DH制の試合は昨季から日本シリーズも合わせて10連勝となった。
雨の影響で開始時間が1時間繰り下げになるというアクシデントにも動じなかった。1回、いきなり強力打線がつながった。2番オースティンから佐野、牧と3連打で満塁とし、宮崎の併殺崩れの間に1点を先制した。
同点の4回には、先頭宮崎が内野安打と遊撃・宗山の悪送球で無死二塁。続くのはこの日、約1カ月ぶりに1軍復帰した筒香。3球目、復帰後初スイングで逆方向への快音を響かせ、左前打でチャンスを拡大。一、三塁から度会の犠飛で勝ち越した。
再び同点となった5回には2死満塁から筒香、度会が2者連続で押し出し四球を選んで勝ち越し。6回2死二塁には佐野が右翼席中段へ3戦連発となる4号2ラン。仙台での初アーチ杜(もり)の都にデスターシャポーズを響かせ「しっかりと自分のスイングができましたし、1球で仕留めることができて良かったデスターシャ!」と振り返った。
投げては先発の東が雨に惑わされない安定感のある投球でゲームを作った。2回には森敬の悪送球からピンチを作り、宗山の犠飛で同点に。4回にも宗山に適時打を浴びるなど、7安打を許すも、丁寧な投球を貫いた。7回3失点(自責2)で役割を果たし、6勝目をマークした。
東は「開始時間が遅れたり、マウンドのコンディションが良くなかったなど、なかなかタフな投球になりましたが、大きく崩れることなく長いイニングを投げられたと思います。点もたくさん取っていただいて野手の皆さんにも感謝したいです」と振り返った。
8回はウィック、9回は入江が締めた。投打がかみ合って危なげなく勝ちきった。
◆スタメンは以下の通り
1(中)桑原
2(一)オースティン
3(左)佐野
4(二)牧
5(三)宮崎
6(指)筒香
7(右)度会
8(捕)山本
9(遊)森敬
先発投手=東