
プロ通算525本塁打の清原和博氏(57)が3日、肺炎のため89歳で亡くなった巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏へ、Xで追悼のメッセージを送った。
長嶋さんと監督と選手の関係でもあった清原氏は「突然の訃報に驚いています 自分の夢であった巨人軍に導いてくださったのは長嶋さんでした なかなか調子が上がらなかった時、遠征先のホテルの部屋でバットを振り込み、熱心にご指導していただいた事が一番の思い出です 心からの感謝とご冥福をお祈りします 清原和博」とつづった。
PL学園から西武へ入団した清原氏は、96年にFA資格を取得して同年オフに行使を宣言。争奪戦は長嶋監督が率いる巨人と、吉田義男氏が監督を務める阪神の一騎打ちとなった。吉田監督の「(ユニホームの)縦縞を横縞に変えてでも…」や、長嶋監督の「僕の胸に飛び込んできなさい」という伝説的な口説き文句も誕生した。
清原氏は1月のBSフジ「プロ野球レジェン堂」に出演した際に、巨人入りの真相を告白。阪神が巨人を上回る条件を提示したが、長嶋監督の「僕の背番号3番あげるから」という決定的な口説き文句や、母弘子さんの「あんたの夢はなんだったんや」に背中を押され、巨人への移籍を決断したことを明かしていた。